小祝さくらが2勝目 ガッツポーズなしの淡々優勝も原動力はV逸の悔しさ

[ 2020年9月6日 15:28 ]

女子ゴルフツアー ゴルフ5レディース最終日 ( 2020年9月6日    岐阜県 GOLF5カントリーみずなみC=6571ヤード、パー72 )

優勝を決め、ボードを背に喜ぶ小祝さくら
Photo By 代表撮影

 黄金世代の小祝さくら(22=ニトリ)が66をマーク、大会レコードとなる通算17アンダーでツアー通算2勝目を挙げた。ほんわかした道産子娘らしいフィニッシュだった。無観客とはいえ、2位に6打差の圧勝劇。派手なガッツポーズで締めるかと思いきや、初優勝だった昨年7月のサマンサタバサ・レディース同様、ガッツポーズはなし。キャップのひさしに右手を添えて軽く会釈をしただけだった。

 「特に何も考えていなくて、ギャラリーもいなかったし特に(ガッツポーズを)やらなくてもいいかなと思って。やってみたい気持ちはあるけれど、やらない可能性の方が高いかな」と恥ずかしそうに打ち明けた。

 初優勝の時、「今日が一番人生でうれしい一日ですか?」と問われ、「いえ、去年ファンのBTS(K―POPの歌手グループ)のライブチケットがいい席だった時の方がうれしい」と答え、笑いを誘った。今回も同様の質問をされ、「3番目ですね」とツアー2勝目は初優勝の次と位置づけた。独特の小祝ムードを漂わせながらも、優勝は悔しい思いが原動力だった。前週、地元でのホステスVを目指しながら、年下の笹生優花に優勝をさらわれV逸。「先週の悔しさもあった。今週はさらに頑張りたいと思っていた」。強気とほんわか。両局面を合わせ持つ22歳の優勝だった。

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