小祝さくら、桃子先輩に続く!27日開幕ニトリ・レディース“お、ねだん以上”の活躍誓う

[ 2020年8月26日 05:30 ]

<ニトリ・レディース練習日>笑顔を見せるニトリ所属契約選手の(左から)松田鈴英、岡山絵里、永峰咲希、小祝さくら、田中瑞希(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 女子プロゴルフツアーの今季第3戦となるニトリ・レディースは27日、北海道の小樽CC(6695ヤード、パー72)で開幕する。北海道出身の小祝さくら(22=ニトリ)は25日、海外メジャーAIG全英女子オープンで自己最高6位に入った同門の上田桃子(34=フリー)に続く活躍を誓った。上田とともに辻村明志コーチ(44)に師事。全英出場権を得ていた中で国内ツアーを選択しただけに、地元&ホステス大会での今季初勝利を目指す。

 コロナ禍がなければ、自身も出場していたメジャーの舞台。ともに練習をしてきた先輩が上位争いを繰り広げる姿に、大きな刺激を受けた。淡々とした口調ながら、小祝は今大会に懸ける強い思いを口にした。

 「凄いな、さすがだなと思って見ていました。私はコロナで断念した形。全英に行かなかった分、私も頑張りたいと思っています」

 全英への出場権を得ながらも、小祝は国内ツアーに専念することを選んだ。出場した場合に帰国後の隔離が必要となり、地元に加えホステス大会でもある今大会に出場できなくなる。悩んだ末の決断だった。一方、ともに練習を重ねてきた上田は全英出場を選択。メジャーで自己最高の6位に入った先輩の姿をテレビで連日応援し「難しそうで、自分だったらどうなっていたかを想像しただけでやばかったです」と目に焼き付けた。

 今大会はアマチュア時代も含めて過去に6度出場。自宅から車で40分ほどの地元でもあるが、最高順位は昨年の39位と好成績を残せていない。「難しくて実力の差が出るコース。そろそろ成績を残したいです」。ツアー屈指の難コース・小樽CC攻略へのポイントには「狭い感じ」というフェアウエーキープを挙げた。昨年の小祝のフェアウエーキープ率は43位の67・72%。ティーショットの精度が鍵となる。

 前週にすでに2度ラウンドし、この日もアウト9ホールを回るなど準備は万端。辻村コーチからも「日本を選んだからには、優勝する気持ちでやってこい」とハッパを掛けられた。先輩の活躍に負けじと、昨年7月以来となる2勝目を目指す。

 

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月26日のニュース