福士加代子 途中棄権で五輪切符獲得ならず、名古屋ウィメンズマラソン

[ 2020年3月8日 11:33 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2020年3月8日    名古屋市・ナゴヤドーム発着 42・195キロ )

<名古屋ウィメンズマラソン>スタートする福士加代子(中央)(撮影・椎名 航)
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 東京五輪マラソン女子代表の残り1枠を争うMGCファイナルチャレンジの最終戦、名古屋ウィメンズマラソンが8日、名古屋市のナゴヤドーム発着の42・195キロで行われた。今年のレースは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一般ランナーは参加せず、「エリートランナー」枠の選手のみで実施。陸上の女子最多となる5度目の五輪出場を狙った福士加代子(37=ワコール)は五輪代表最低条件「2時間21分47秒」を切れず、5大会連続の五輪出場はならなかった。

 10キロ地点を第1集団で通過したが、15キロ過ぎに先頭集団から遅れ、その後、徐々に引き離されていき、その後に途中棄権した。

 1月の大阪国際女子マラソンでは25キロ地点で途中棄権し、「名古屋に向け今やめないと、と判断した」とコメント。だが、1度大阪国際に合わせて調整しただけに、約1カ月後の今回のレース参戦は連戦の難しさがあった。

 MGCファイナルチャレンジ第2戦となった大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分47秒で優勝しており、今大会で五輪代表切符を勝ち取るには、日本人トップで松田の記録を上回わらなければならなかった。

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