ブライアントのバネッサ夫人が世界中の支援に感謝の意 墜落事故後初めて心境を語る

[ 2020年1月30日 13:34 ]

現役最後の試合となった2016年4月のジャズ戦でのブライアント一家。左がバネッサ夫人(AP)
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 ヘリコプターの墜落事故で死亡した故コービー・ブライアント氏(元レイカーズ=享年41)のバネッサ夫人(37)が29日、事故後初めて自身の思いをインスタグラムに綴った。

 その中でバネッサ夫人は「今、心の痛みを表現できる言葉がありません」と苦しい胸の内を語り、「コービーとジジ(次女ジアナさん=墜落事故でともに死亡)のいない人生を想像することができません」と最愛の家族を2人同時に失った衝撃の大きさに触れていた。

 それでも「この恐ろしい時間が過ぎていく中で支援してくださった大勢の方に感謝します。私たちにはまさにそれが必要でした」と語り、「2人は私たち家族の上で永遠に輝いているでしょう」として前向きに生きていくことを決意。この事故で亡くなった犠牲者の家族を支援するための基金を設立したことも明らかにした。

 長女ナタリアさん(17)、三女ビアンカちゃん(3)、四女カプリちゃん(7カ月)を含めた“共同名義”によるメッセージは以下の通り。

 「娘たちと私はこの恐ろしい時間が過ぎ去っていく中で支援してくださった大勢の方に感謝します。私たちにはまさにそれが必要でした。愛しい夫であり、子どもの良き父であるコービーと、かわいくて思慮深く素晴らしい娘のジアナを突然失ってしまったことで家族は完全に打ちひしがれてしまいました。そして私たち同様、愛すべき大事な人を日曜日(25日)に失ったご家族に心よりお悔やみ申しあげます」

 「今の心の痛みを表してくれる言葉はありません。でもこんなにもコービーとジジ(ジアナさんの愛称)が多くの人に愛されていたことを知ったことが慰めにもなっています。私たち家族にとってこの2人が人生の中にいてくれたことは喜びです。あまりに早く旅立ってしまいましたが、永遠に私たちの心の中にいてくれれば幸いです」

 「私たちの人生がこれからどうなるのかはわかりません。あの2人なしの人生を想像することもできません。でも私たちは自分たちを奮い立たせながらこれからも朝を迎えることでしょう。なぜならコービーとジジが私たちの上で光り輝いているからです。私たちの愛は計り知れないほどに永遠です。2人を抱きしめて、キスをしてあげたい。ですから永遠にここにいてほしいんです」

 「喜びと悲しみを分かちあい、私たちを支えてくれたみなさまに感謝します。そしてわたしたちがこの新たな現実を受け入れていくにはプライバシーの保護とみなさまのご配慮が必要であることをご理解ください」

 「マンバ・スポーツ基金(ブライアント氏の慈善団体)は事故で亡くなられた他のご家族のために募金の窓口を設定しました。詳しくはMambaOnThree.org、MambaSportsFoundation.orgまで。コービーとジジを愛し、私たちのために祈ってくれた方々に感謝します」

 ナタリア、ビアンカ、カプリ、そしてバネッサ(me)より。

 

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