車いすの部 女王奪還狙う上地が4強進出「我慢のプレーができた」

[ 2020年1月30日 05:30 ]

テニス 全豪オープン第10日 ( 2020年1月29日    メルボルンパーク )

車いすの部女子シングルス1回戦を突破した上地
Photo By 共同

 29日に女子シングルス準々決勝が行われ、4大大会2勝の第4シード、シモナ・ハレプ(28=ルーマニア)が2年ぶりの準決勝進出を決めた。男子シングルス準々決勝では、昨年準優勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が敗れた。

 また、車いすの部では女子シングルス1回戦で第2シードの上地結衣(25=三井住友銀行)が、男子シングルス1回戦では2年ぶりの優勝を狙う第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がともに勝って4強入りした。

 昨年の4大大会シングルスで無冠に終わった上地が、女王奪還への一歩を踏み出した。要所で粘り強く戦って相手のミスを誘い出し「バックの高いところを狙って、自分がやりやすい展開に持っていくことを意識した。我慢のプレーができた」と初戦突破を喜んだ。今年の目標の一つに、既に代表に決まっている東京パラリンピックがある。「全員に勝ちたい。パラリンピックに出てくる選手たちに有効な戦術を見つけたい」と力強く話した。

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2020年1月30日のニュース