レイカーズ再始動 ブライアント氏死去のあと初練習 ジェームズも参加

[ 2020年1月30日 10:26 ]

練習を再開したレイカーズのジェームズとデービスと会話を交わすボーゲル監督(AP)
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 コービー・ブライアント氏のヘリコプター墜落による事故死の影響で28日のクリッパーズ戦が延期となっていたレイカーズが再始動。29日、ロサンゼルス空港にほど近いエルセグンドにあるチームの施設で練習を再開した。

 25日に敵地フィラデルフィアで行われた76ers戦でブライアント氏の通算得点記録を抜いて歴代3位に浮上しながら、その翌日に悲報を受け取ったレブロン・ジェームズ(35)は、チーム練習の前に同僚のアンソニー・デービス(26)とともに別の施設で汗を流すなど意欲的。「心の準備ができていません。打ちひしがれています。どうか天国から僕を見守って力を与えてください」とソーシャルネットワークでは悲痛の叫びを訴えていたが、この日は選手たちとコミュニケーションを取るなど“平常”に戻りつつある姿をのぞかせた。

 取材に対応したのは今季就任したフランク・ボーゲル監督(46)だけ。指揮官は「悲劇ではあるが、それでチームの結束力は強くなった。ジェームズとデービスのリーダーシップは事故のあとも変わっていない。バスケットボールの世界に戻ることが“癒し”につながっていく」と語り、31日(日本時間2月1日)に本拠地「ステイプルズセンター」で予定されているトレイルブレイザーズ戦に向けてチーム全体をまとめていた。

 なおレイカーズの練習施設の壁にはブライアント氏の2つの背番号(8&24)が描かれ、同じロサンゼルスをホームとしているクリッパーズの練習施設では壁に設置している電光掲示板の得点を「8」と「24」で表示するなど、全米各地の試合会場同様に追悼ムードに包まれている。

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