大坂なおみ 年またぎ14連勝!ベルテンス撃破で2年連続4強入り

[ 2020年1月11日 05:30 ]

女子テニス ブリスベン国際第5日 ( 2020年1月10日    オーストラリア・ブリスベン )

ガッツポーズする大坂(AP)
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 シングルス準々決勝で世界ランキング4位の第3シード、大坂なおみ(22=日清食品)が第6シードのキキ・ベルテンス(28=オランダ)を6―3、3―6、6―3で下し、年をまたいでの14連勝。2年連続で4強入りを決めた。11日の準決勝では第2シードのカロリナ・プリスコバ(27=チェコ)と対戦する。

 大坂は要所で集中力が上がり、冷静沈着にリターンを決めた。第3セットの第1ゲームで4度のブレークポイントのピンチをしのぎ、第6ゲームではブレークに成功。ベルテンスの反撃を封じ「第2セットは相手のいいプレーに困惑もあったが、第3セットは攻めを心掛けた。今は自信を持って戦えている」。4強入りしても満足する様子はなかった。

 昨季ツアーで2番目に多い457個のエースを記録したベルテンスのサーブを攻略した。第6ゲームで相手の第1サーブの確率が落ちると第2サーブには前へ踏み込み、空いたスペースを狙った。30―40から浅いスライスショットで誘い出されたが慌てずに返球し、次の球のコースを読んでボレーを決めた。

 2連覇の懸かった昨夏の全米オープンでは4回戦敗退。「これがターニングポイントになった。強い気持ちのときにいいプレーができている」と気づき、全米後から14連勝。それでも大坂は「連勝は頭にない。今は毎試合、自分のコントロールすることに集中するだけ」と言い切った。

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