御嶽海「この気持ちをまた味わいたい」優勝額贈呈式で気持ち新たに

[ 2020年1月11日 11:44 ]

<優勝額贈呈式>優勝額の前で握手する令和元年秋場所優勝の御嶽海(左)と令和元年九州場所で優勝の白鵬(撮影・郡司 修)
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 12日に初日を迎える大相撲初場所を前に、優勝額贈呈式が11日、東京・両国国技館で行われ、関脇だった昨年秋場所で2度目の優勝を飾った西前頭2枚目・御嶽海(出羽海部屋)、九州場所で43度目の優勝を果たした東横綱・白鵬(宮城野部屋)が参加した。

 御嶽海は初優勝だった18年名古屋場所と同様に化粧まわしで仁王立ちする姿の優勝額。「うれしかった。この気持ちをまた味わいたい。頑張っていこうと思った」と3度目の賜杯への思いを強くしていた。

 九州場所は6勝9敗と負け越し、17場所連続で守ってきた三役から平幕に転落した。そのため、優勝額贈呈式の前に行われた土俵祭りには参加できなかった。その間は「今回は見ていない。顔じゃない(ふさわしくない)ので」とじっと待機していた。「また参加できるようにしたい」と三役復帰を見据えた。

 初日は同じ学生相撲出身の新関脇・朝乃山と対戦する。1学年下の朝乃山に番付で追い越されたのは初めて。大関獲りが振り出しに戻ったところで、逆に大関候補に挙げられるようになった朝乃山とぶつかるだけに「僕も楽しみ。負けるわけにはいかない」と気合を込めた。

 4場所ぶりに東の正横綱となった白鵬は「(西から東になると)目線が変わってくる。土俵入りも。その辺を思い出しながらやりたい」と語った。20年の目標は「ケガをしない体づくりをして15日間取りたい。(3月で)35歳になる。35歳の年間最多勝があってもいい」ということ。年間を通して主役の座を守りきることで、大目標の50度目の優勝へとつなげていく考えだ。

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2020年1月11日のニュース