オールドファン喜ぶ神戸コラボ 神鋼、ワールドのスーツで新シーズンへ

[ 2020年1月11日 05:30 ]

神戸製鋼の福本正幸チームディレクター(左)とワールドの選手、GMだった元日本代表の東田哲也さん
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 ラグビー・トップリーグの神戸製鋼が、神戸コラボで新シーズンに挑む。10日、移動時に着用するチームの公式スーツを、かつて同じ神戸市内を本拠地とし、ライバルとしてしのぎを削ったワールドが展開する「アンビルト タケオキクチ」を採用したことを発表。同日、神戸市内で会見した。

 神戸製鋼・福本正幸チームディレクター、ワールドの選手として活躍した元日本代表の東田哲也さん(六甲クラブ総監督)が出席。激しく争った90年代は「両チーム殺気立っていた」と振り返った福本さんが、ワールドに提案して今回のタッグが実現したという。

 ネクタイの「赤」は神戸製鋼のチームカラー。そこに、09年に休部したワールドのチームカラーの「青」も混ぜた。「ワールドも一緒に戦っている」と福本さんは説明した。神鋼がワールドのスーツを着用するのは、今回が初めてだという。

 神鋼のウェイン・スミス総監督は、90年代半ばにワールドのバックスコーチをしたこともあった。当時現役だった東田さんは後にGMになった際、「ヘッドコーチにはウェインを呼びたかった。しかし、ニュージーランド代表のコーチの話があったために呼べなかった」と振り返った。スミス総監督という共通項も備えながら、神戸のラグビーを支えた両雄が手を組んだ。

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2020年1月11日のニュース