早大・岸岡、斎藤主将と「日本一のハーフ団に」　ラグビー選手権決勝VS明大

練習でパスを出す早大SO岸岡（中央）（撮影・村上　大輔）
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　11日のラグビー全国大学選手権決勝（国立競技場）で11大会ぶり16度目の頂点を目指す早大が10日、東京都杉並区の自校グラウンドで前日練習。ルーキーイヤーから10番を背負ってきたSO岸岡智樹（4年）は大学ラストマッチへ「準備は完璧。4年間、学んだことを明日の試合にぶつける」と語った。

　7人が先発する4年生の中でも、特にSH斎藤直人主将とは1年目からハーフ団を形成してきた名コンビ。ともに「あうんの呼吸がある」と言い、パス一本のタイミングや投げる位置まで岸岡の思い通りに供給してくれる。シーズン前には「日本一のハーフ団になろうと誓い合った」と言い、言葉通りに王手をかけた。「2人で試合を引っ張りたい」と、コンビとしても集大成を見せるつもりだ。

　練習前にはノンメンバー百数人がランパスで盛り上げ、大円陣を組んでメンバー一人一人が試合へ誓いを述べた。「山沢を倒す」と明大のトイメンの名前も挙げて必勝を誓った岸岡。“荒ぶる”ための準備は整った。