新関脇・朝乃山 初日いきなりVS御嶽海 過去1勝3敗「命懸けでやる」

[ 2020年1月11日 05:30 ]

12日初日 大相撲初場所

稽古を終えて充実した表情を見せる朝乃山
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 日本相撲協会は10日、東京都墨田区の両国国技館で取組編成会議を行い、初日と2日目の取組が決定。注目の新関脇・朝乃山(25=高砂部屋)は初日に西前頭2枚目・御嶽海を迎える。初日は現在5連勝中。過去1勝3敗と分が悪い相手から白星を挙げれば勢いに乗れる。横綱・白鵬は優勝を飾った先場所で唯一、黒星を喫した新小結・大栄翔と初日に対戦する。

 初日を2日後に控えた高砂部屋。本場所で使用する紫色の締め込みをつけた朝乃山が稽古場に現れた。既に実戦練習を切り上げ、この日は立ち合いを確認。稽古後に初日の対戦相手が御嶽海と知り、「気合入れていくしかない。番付だけを見ると絶対に負けたくない気持ちはある」と鼻息を荒くした。

 昨年の初日成績は不戦勝を含めて5勝1敗。現在は5連勝中で、飛躍の1年間はスタートダッシュを決めてきた。「序盤で勝てないと波に乗れない」と照準を合わせた御嶽海とは過去1勝3敗。「出足を止めたい。立ち合いで負けると押し込まれる。右四つの形があるので命懸けでやる気持ちを持って臨みたい」と力を込めた。

 横綱審議委員会による6日の稽古総見。大関・貴景勝との三番稽古を見守った八角理事長(元横綱・北勝海)が「将来は2人に綱を張ってほしい」と期待を込めた。昨年秋場所は平幕で10勝、同年九州場所は新小結で11勝。今場所も序盤から勢いを見せて終盤の横綱、大関戦でも好結果を残せば「大関」の声が出てくる可能性もある。周囲の期待が高まる中、新関脇は「新年になったので気持ちを改めて初日から白星を取るという気持ちで臨む」と気合を入れ直した。

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2020年1月11日のニュース