羽生結弦、4回転ルッツ加えた最高の「Origin」で逆転戴冠へ 7日にフリー

[ 2019年12月6日 20:45 ]

<グランプリファイナル第2日>イヤホンで音楽を聴きながら踊る羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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5日に行われたフィギュアスケートのGPファイナル(イタリア・トリノ)の男子ショートプログラム(SP)で97・43点で2位発進となった羽生結弦(ANA)が6日、会場のパラベラでの公式練習で7日のフリーに向けて調整した。

 「ホント情けない。自分の実力不足」と振り返ったSPから一夜明け、羽生が失意を振り払うように汗を流した。練習開始から1分後、SPで連続ジャンプにできなかった4回転トーループ―3回転トーループを鮮やかに成功し、4回転ルッツも着氷した。「Origin」を流しての滑走では4回転ループを跳んだ後、4回転ルッツにアタックして転倒したが、「調子次第」と話していたルッツ投入の可能性が高まってきた。フリーはルッツを加えた4回転4種5本の構成になりそうで、「そのつもりでやります」と練習後に話した。3度転倒したクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は「ただ練習していただけ」とした。

 SP首位のネーサン・チェン(米国)には12・95点の大差をつけられた。羽生にとっての最大の逆転劇は17年世界選手権。SP3位で、首位のフェルナンデス(スペイン)に10・66点差をつけられたが、圧巻のフリーで逆襲戴冠を果たした。GPファイナルでは8年連続SP首位がそのまま優勝しており、同大会での最大の逆転は08年の5・64点差。男女通じて史上最多となる5度目のファイナル制覇へ厳しい数字がズラリと並ぶが、逆風に抗って前へ進む。

 「自分の演技だけではどうこう決まる結果ではないので。自分が何をすべきか、何ができるのかを考えないといけない」。フリーが行われる7日は25歳の誕生日。午後1時38分(日本時間同9時38分)にスタートする「Origin」。不屈の五輪王者が完璧に舞う。大逆転の野望を、現実に変えるために。

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