渋野 涙の予選落ちからリフレッシュ「切り替えできてます」

[ 2019年11月20日 05:30 ]

練習ラウンドで笑顔を見せる渋野日向子
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 女子ゴルフの大王製紙エリエール・レディース(優勝賞金1800万円)は21日、松山市のエリエールGC松山(6580ヤード、パー72)で行われる。賞金女王レース首位を走る鈴木愛(25=セールスフォース)を約2430万円差で追う賞金ランク3位・渋野日向子(21=RSK山陽放送)は19日、インの9ホールを視察。逆転賞金女王は厳しい状況で、今週、渋野がテーマに掲げたのは“原点回帰”だった。

 「もうそこ(賞金女王)はあまり考えずに自分のプレーができたらいいかなって。自分のゴルフができれば、結果はついてくると思うので」

 前週、伊藤園レディースで約8カ月ぶりとなる涙の予選落ち後、師匠の青木翔コーチを訪ね、同門のジュニアと練習。わずかだが、父・悟さんと激動の一年を振り返る充実した時間も持った。急速充電。渋野は「(予選落ちした)その日のうちにヘラヘラしてましたし、切り替えは全然、できてます」と3日前の自分を豪快に笑い飛ばした。

 前週は、渋野の代名詞でもある、ボギーの後にバーディーを奪うバウンスバックはゼロ。その原因が度々カップに届かなかった消極的なパットだった。「強気のパットとバウンスバックが自分のプレー。それを残り2試合で取り戻したい」。今季海外メジャーを含む4勝を挙げた攻撃特化型のゴルフで奇跡を呼び込む。

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