【玉ノ井親方 視点】朝乃山 立ち合いの圧力、急速に増した

[ 2019年11月20日 08:00 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2019年11月19日    福岡国際センター )

右四つ左上手の万全の形で明生を寄り切った朝乃山(右)
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 朝乃山は危なげない相撲だった。左四つの明生とはケンカ四つだったが、先に右を差して、上手を引き付けながら休まず前に出た。文句なしに攻めが速かった。最近の相撲を見ていると、急速に立ち合いの圧力が増した印象を受ける。夏場所で優勝した自信に加え、今は大関獲りという大きな目標もある。そういう精神面の充実が取り口にいい影響を及ぼしているようだ。

 明生戦も立ち合いの圧力があったからこそ素早く右を差すことができた。相手が本来とは逆の右四つの形に自然になるように、理詰めで取っていたのも良かった。ただ、その一方で今場所は白鵬と遠藤に敗れているように相撲のうまい相手には分が悪い。自分の形になれないと途端にもろさが出る。白鵬との1差は星数以上に大きいが、まだまだ何が起きるか分からない。千秋楽までこの新三役から目が離せない。(元大関・栃東)

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