アンソニーの新天地初戦は黒星 存在感のない?10得点

[ 2019年11月20日 15:34 ]

背番号「00」のユニフォームを着たトレイルブレイザーズのアンソニー(AP)
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 NBAは19日に各地で4試合を行い、トレイルブレイザーズと契約したばかりのカーメロ・アンソニー(35)が敵地ニューオーリンズで行われたペリカンズ戦で先発。新天地での初戦は24分の出場で10得点、4リバウンドでターンオーバーは5回を記録した。

 五輪4大会に米国代表として出場し、球宴に10回選出されているアンソニーの実戦は、ロケッツに在籍していた昨年の11月18日以来。フィールドゴール(FG)の成功は14本中4本で、第1Qの1分10秒に左サイドから3点シュートを決めて、背番号「00」を付けた試合で最初の得点をマークした。

 しかしプレータイムが増えるにつれてシュートの精度は落ち、第2Q以降、FGの成功は10本中2本のみ。出場時間帯のチームスコアは全選手中ワーストのマイナス20点で、これは通算1065試合目を迎えたアンソニー自身としては3番目に悪い成績だった。

 スポーツ専門局のESPNによれば、ボールにアンソニー自身がタッチした25回での1回当たりの得点は0・64で、コート上にいた他の4人が保持した計27回(0・93)の方が上回った。しかもベンチにいたときの63回ではトレイルブレイザーズは1回当たりのオフェンスで1・00点をマーク。この日はリーグ5位の28・6得点を挙げているデイミアン・リラード(29)が腰痛で欠場して新加入のアンソニーへの期待が高まっていたが、存在感を示すまでには至らなかった。

 なおアンソニーの今季年俸は215万9029ドル(約2億4000万円)で来年1月7日までに解雇されなければ全額が保証される。

 試合はペリカンズが115―104(前半54―54)で勝って5勝9敗。トレイルブレイザーズは5勝10敗で、ここ5戦では4敗目を喫した。

 故障者続出で低迷するウォリアーズは敵地メンフィス(テネシー州)でグリズリーズを退けて連敗を7で阻止。西地区全体で首位に立っているレイカーズは25得点、11リバウンド、10アシストで今季5回目(通算86回目)のトリプルダブルを達成したレブロン・ジェームズ(34)の活躍でサンダーを下して5連勝を飾った。

 ジェームズはキャバリアーズ、ヒート時代を含め、これでNBA全30チームを相手にトリプルダブルをマーク。これはNBA史上初めての出来事となった。

 <19日の結果>

*ペリカンズ(5勝9敗)115―104トレイルブレイザーズ(5勝10敗)
ウォリアーズ(3勝12敗)114―95*グリズリーズ(5勝9敗)
*キングス(6勝7敗)120―116サンズ(7勝6敗)
*レイカーズ(12勝2敗)112―107サンダー(5勝9敗)

 *はホームチーム

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