宇野 GP自己ワースト8位に涙 ジャンプ転倒でフリーも9位 異例のコーチ不在が影響か

[ 2019年11月3日 05:30 ]

フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯最終日 ( 2019年11月2日    グルノーブル )

自己ワーストの8位に終わった宇野(AP)
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 男子ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)はフリーもジャンプの転倒が相次いで136・79点の9位と振るわず、合計215・84点の8位に終わった。ファイナルを含むシニアGP13戦目で初めて表彰台を逃し、自己ワースト順位となった。世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(20=米国)がSPに続いてフリーも1位の合計297・16点でGP2連勝を果たし、シリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5~7日、トリノ)進出を決めた。

 選手が得点を待つ場所は「キス・アンド・クライ」と呼ばれる。苦楽を共にしてきたコーチと悲喜を分かち合う演技後の空間。宇野は寂しそうに一人で座り、頬を濡らした。「(後押しした)歓声がなかったら泣くことはなかった。言葉では表現できない涙が出てきた」。コーチ不在で臨むシーズンのGP初戦は、最後まで苦しかった。

 今季初めて組み込んだ4回転のサルコーは回転不足で着氷が乱れフリップでも氷に手をついた。得意なはずのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転軸が傾いて転倒が続き「どれだけミスをしても最後まで諦めずにいけた」ともがき、肩で息をしながら滑り終えた。

 5歳から師事した山田、樋口両コーチの下を離れて再出発を期したが、新コーチが見つからずに異例の体制でシーズンに入った影響は大きい。「僕の弱さと一緒になってくれるコーチがいた方がいいのかなと思う」。オフに指導を受けた元世界王者のランビエル氏の母国スイスに移動し、第5戦のロシア杯に備える。

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