東京五輪の体操会場が完成、観客席の狭さ指摘も…

[ 2019年10月29日 16:29 ]

<有明体操競技場内覧会>有明体操競技場は三重県産の杉の木製ベンチが使用され、屋根は世界最大級の全長約90Mの木アーチ状となっている (撮影・西川祐介)
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 20年東京五輪で体操、パラリンピックでボッチャの会場となる有明体操競技場が完成し、29日に報道陣に公開された。

 約205億円の建設費をかけた同競技場は、木材の使用量が五輪会場で最多となり、約1万2000人を収容。五輪本番では会場内は藍色を基調にした装飾が施される。

 ただ、木のベンチのようなつくりの観客席は、隣席との仕切りが小さい上、1人分の座席の横幅が約39センチ、背もたれは約20センチ。海外メディアは「体の大きなラグビーファンが来たら、1・5席分は必要だ」と狭さを指摘した。

 こけら落としは11月28日開幕のトランポリン世界選手権で、体操では20年4月4、5日のW杯東京大会、新体操は同6日の五輪テスト大会となる。

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