結婚の高安、脱走7回…相撲道支えた両親を手本に

[ 2019年10月29日 06:30 ]

高安&杜このみ結婚

結婚することが分かった大関・高安と杜このみ
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 【記者フリートーク】高安がここまで相撲を続けることができているのは、家族のおかげだ。入門直後は厳しい稽古についていけず、脱走を7回も繰り返した。それが止まったのは7回目に部屋に戻った際、父・栄二さんが「何とか息子を部屋に置いてください」と土下座する姿を見たからだ。「親の土下座なんか誰も見たくない。自分がどれだけのことをしでかしてきたか分かった」。改心して相撲に専念すると、めきめきと力がついていった。

 家族の愛情を感じながら育ってきただけに、今でも家族との絆を大切にしている。栄二さん、フィリピン出身の母・ビビリタさんは関東近辺で行われる巡業に事あるごとに足を運んでいるが、高安は時間が許す限り家族で触れ合う時間をつくっている。大関に昇進して車での場所入りが許されると、父・栄二さんの運転する車で両国国技館に送り迎えしてもらうこともあった。その高安が選んだ伴侶。仲睦まじい両親のような家庭が理想になる。 (相撲担当・佐藤 博之)

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2019年10月29日のニュース