松山、詰め寄るも「悔しい」3差2位「来年も来るんじゃないですか」雪辱誓う

[ 2019年10月29日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ最終日 ( 2019年10月28日    千葉県印西市 アコーディア習志野CC=7041ヤード、パー70 )

16番、バーディーを奪いガッツポーズする松山英樹(撮影・沢田 明徳)
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 1組後を回るウッズを2打差で追って迎えた、松山の最終18番のパー5。「イーグルを取ればチャンスもあるので」と、3Wを選択した第2打はグリーン左のバンカーに転がる。ピンまで約10メートル、エッジからピンまで4メートルという状況に、水分を補給した松山は「グリーンぎりぎりに落とすしかない」と決断。バンカーショットに懸けた。だが、こん身の1打は約15メートルオーバー。バーディーパットは入らず、追い上げドラマが終わった。日本のエースはスタンドを埋めたギャラリーの声援に手を振って応え、グリーンを後にした。

 「最低でも3つ、4つは伸ばさなくてはいけないのに、1バーディーでは(逆転の)チャンスはない」。残り6ホールの最終日は、1バーディー止まり。3打差でスタートし、ウッズのボギーで2打差と迫った後の14番パー5で、約1メートルのバーディーパットを外したのも痛かった。「入れば波に乗れたかも」と悔やんでも、あとの祭りだった。

 それでも先週のCJカップ(韓国)で3位に入ったのに続き、ウッズを最後まで苦しめての2位と、今シーズンは好調なスタートとなった。ウッズの82勝に「とてつもない数字で普通の人には分かりません」と素っ気ない反応をした日本のエースは、最後にニヤリと笑い「負けたのは悔しいが、また来年も(ウッズが日本に)来るんじゃないですか」と雪辱に闘志を燃やした。

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2019年10月29日のニュース