南アフリカ 情報公開でかく乱? 手の内明かした指揮官「うそじゃない」

[ 2019年10月29日 14:13 ]

会見した南アフリカ代表のエラスムス監督。左はロックのスナイマン(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーW杯決勝(11月2日、日産ス)で12年ぶり3度目の世界一を狙う南アフリカ代表が29日、千葉県浦安市内のホテルで会見した。

 今大会最初に宿泊したホテルに戻ってきたことを問われたラッシー・エラスムス監督は「うれしいが、日本中どこのホテルでも素晴らしい対応をしていただいたので、特に変わりはないかな」とコメント。ウェールズを激闘の末に破った準決勝から一夜明けた28日はホテルの移動に充てたため、練習はこの日の夕方から再開。イングランドとの決勝について「過去2年で4度対戦して、ほとんどが接戦だったので今回もそうなると思う。ロースコアが予想されるので、できるだけ失点を減らして得点を取っていきたい」と抱負を述べた。

 会見では、イングランドが準決勝でニュージーランドの試合前のハカに対し、選手がV字形に並んで対抗したことについても質問が飛んだ。指揮官は「特にコメントはない。我々はハカを何度も経験して、慣れているから」と話しながらも「興味深かったし、個人的には楽しんだ。ハカをリスペクトしていない、ということではなかったと思う」と感想を口にした。

 また、イングランドのエディー・ジョーンズ監督を「素晴らしいコーチ。アタックとフィジカルでニュージーランドを圧倒していた」と称賛しつつ、「イングランドはとにかくラインスピードが速いディフェンスをする。スペースをつぶす戦い方は我々と似ているが、それには普段の練習から慣れている。今までと同じ戦い方で、選手選考も変えずにいきたいと思う」と手の内を明かした。記者から「情報を公開しているが、それはうそか本当か?」と問われると、「言っていることはうそじゃない。4日間で全ての戦術を変えるのは無理だ。積み上げてきた物をぶつけようと思う」と答えた。

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2019年10月29日のニュース