南アフリカ SHデクラーク 所属クラブ同僚と激突「そこはアドバンテージなる」

[ 2019年10月29日 15:42 ]

会見した南アフリカの(左から)スナイマン、ロー、デクラーク、キツホフ(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーW杯決勝(11月2日、日産ス)で12年ぶり3度目の世界一を狙う南アフリカ代表が29日、千葉県浦安市内のホテルで会見した。

 SHのファフ・デクラークはセール・シャークス、FW第3列のフランソワ・ローはバースと、ともにイングランド・プレミアシップのクラブに所属。デクラークは「多くのイングランド代表選手との試合を経験しているので、そこはアドバンテージなる」と指摘し、バースで9シーズンプレーしているローは「何人かのチームメートと対戦するので楽しい試合になると思う」とコメントした。ローは同僚であるイングランド代表フランカーのサム・アンダーヒルについて、「とても静かなやつだけど、ビール好きで知られているよ。ディフェンスが強くて、ジャッカルもうまい。若いのに経験が豊富で、必ずイングランドのメンバーに入ると思う」と紹介した。

 南アは決勝トーナメントに入って以来、リザーブにFWを通常より1人多い6人入れ、後半に投入するパワープレーが功を奏している。ロックのRG・スナイマンはオフロードなどのパススキルを褒められ、「次はSHで出ようと思っているんだ」とジョークで笑わせる一方、「前回はラインアウトで(マイボールを)1本逃したので、そこはしっかり修正したい」と反省を忘れていなかった。

 また、プロップのスティーブン・キツホフは「スクラムは一番重要なセットプレー。前回(ウェールズ戦)は後半にスクラムで圧倒できた」と勝因を述べつつ、“ボム・スコッド(爆弾軍団)”と呼ばれるベンチメンバーについて「先発の15人が試合の基盤をつくって、それを再構築するのが役割。勝ちにいくのか守り切るのかは監督の考えで、それに則って試合にいい影響を与えたい」と説明した。

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2019年10月29日のニュース