南アフリカ 決勝に向けフルスコッドで練習 “スパイ”防止に?冒頭15分間練習は普段と違う内容

[ 2019年10月29日 17:10 ]

決勝へ向けて練習を再開したSHデクラーク(中央)ら南アフリカのメンバー。グラウンドの近くにはマンションがある(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーW杯決勝(11月2日、日産ス)で07年大会以来3度目の世界一を目指す南アフリカ代表が29日夕、千葉県内のグラウンドで練習を再開した。この日昼の会見でラッシー・エラスムス監督が「今日は31人のフルスコッドで練習しようと思う」と話していたとおり、足首のケガで準決勝ウェールズ戦を欠場したWTBチェスリン・コルビも参加し、公開された冒頭15分間ではハイパントキャッチの練習などに取り組んだ。

 グラウンドは決勝で対戦するイングランド代表が前週まで使用していたもの。エディー・ジョーンズ監督らが「スパイ疑惑」を話題にしていたように、周囲には望遠レンズを使えば練習をのぞけるようなマンションが多くある。これまでの南アの冒頭15分間ではウオーミングアップからタックルや速いディフェンスラインの確認をすることが多かったが、この日はショートパスや、ボールキャリアーがステップを切って相手をかわす動きなどを取り入れた練習が見られた。

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2019年10月29日のニュース