No・8姫野 世界レベルのパワー持つ大黒柱

[ 2019年9月3日 06:00 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(4)ー2

世界レベルのパワーで日本代表を支える姫野
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 将来の夢は「日本代表のキャプテン」とキッパリ言う。決して大風呂敷ではなくその歩みはリーダーにふさわしい。

 トヨタ自動車入社1年目に、主将に抜てきされた。今春の日本代表特別チーム「ウルフパック」でもキャプテンを務めた。意識は高く「(審判と意思疎通を図るために)もっと英語の勉強をしないといけないし、リーダーシップもまだまだ」と自分磨きに貪欲。読書好きで、活字にもヒントを求める。

 大きな体と有り余る力で、中学、高校時代はお山の大将だった。やんちゃな面もあった。転機は帝京大入学後の左足甲骨折。即レギュラーを期待された逸材が、3年まで満足にプレーができなかった。愛知・春日丘高(現中部大春日丘)時代の恩師、宮地真監督は「試合に出られなったことで、人の気持ちが分かるようになったのでは」と推測した。

 パワーはワールドクラス。倒されても、即座に起き上がって突進するプレーは必見だ。今は、グラウンド内外で頼られる存在だ。

 ◆姫野 和樹(ひめの・かずき)1994年(平6)7月27日生まれ、名古屋市出身の25歳。春日丘高(現中部大春日丘)、帝京大から17年にトヨタ自動車入り。日本代表は17年11月のオーストラリア戦が初出場。現在12キャップ。1メートル87、108キロ。

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2019年9月3日のニュース