美人ドラコン女王・杉山美帆 世界選手権で「世界で戦える可能性を見いだすことができた」

[ 2019年9月3日 16:54 ]

世界ロングドライブ選手権に出場したドラコン女王杉山
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 女子ゴルファーの飛ばし屋世界一を決める世界ロングドライブ選手権女子の部が2日(日本時間3日)、米国オクラホマ州タッカービルのウインスターゴルフクラブ&アカデミーで開催され、日本から挑戦した杉山美帆(30=全研本社)は予選7位で、残念ながら準々決勝進出を逃した。

 後半尻上がりに調子を上げ299ヤードをマークしたものの、序盤の出遅れが最後まで響いた。

 「戦略として、最初(風向きが)アゲンストな環境だったため、低いボールで打っていました。でも、周りの選手はみんな高いボールで300ヤードを越える飛距離を出していた。それで、後半高いボールを打とうとしたら、飛距離が改善されました。(最初の)判断ミスを感じました」と振り返った。

 上位は大柄な選手ばかりで、競技中は体格差のハンデを実感させられた。「あらかじめ動画などで予想はしていましたが、世界の選手のスイングや体のつくりを間近で見て、圧倒されました」。それでも「最後、フラットかつ若干のアゲンストの状況で、目標としていた290ヤード台を出すことができました。予選のはじめにトップとの差が50ヤードくらいあったのが、20ヤード近くに縮められ、世界で戦える可能性を見いだすことができました」と手応えを口にした。

 杉山は拓大紅陵高を経てプロに転向。近年はドラコン選手として飛距離を追求し、7月に行われた日本ロングドライブ選手権では309ヤードかっ飛ばして初優勝。世界大会の出場権を得ていた。

 「世界を間近に見て、体格差、パワー差、そして自分のスイングもさらに改善していかなければいけないと感じたので、今後さらに精進し、世界と戦える杉山美帆を見せられるよう頑張って参ります」と再チャレンジを誓っていた。

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2019年9月3日のニュース