日本2敗目 チェコにも敗れる 八村は21得点

[ 2019年9月3日 19:09 ]

第2クオーター、ダンクシュートを決める八村
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 男子バスケットボールのW杯中国大会(参加32カ国)は3日に1次予選の8試合を行い、E組(上海)の日本(世界ランク48位)はW杯初出場のチェコ(同24位)に76―89(18―18、22―27、15―19、21―25)で敗れて1日のトルコ戦に続いて連敗。旧世界選手権を含め5度目のW杯で初の2次予選進出を目指したが(2006年は1次予選のみ)、フリースローを18本中10本外すなど、シュートの精度を欠いてその可能性はほぼ消滅した。

 トルコ戦できびしいマークにあって15得点に終わっていた八村塁(21=ウィザーズ)は21得点をマークしてリバウンドでも奮闘したが、動きながらパスをもらう場面は少なく、静止した状態でボールをもらうと初戦同様に2人がかりのプレッシャーを受けた。渡辺雄太(24=グリズーズ)は15得点、ニック・ファジーカス(34=川崎)も12得点を挙げたが、後半で勝機は築けなかった。

 チェコはウィザーズからブルズに移籍した201センチのポイントガード、トマシュ・サトランスキー(27)は15得点、7アシストを稼ぎ、シューターのヤロミール・ボハチク(27)も22得点を稼ぐなど主力が活躍。ベンチから出たベテランのブレイク・シウブ(34)は3点シュートを7本中6本成功させて22得点をたたき出した。

 日本は5日の1次予選最終戦で、世界ランク1位で大会3連覇を狙う米国と顔を合わせる。なおアジア予選を10勝2敗で突破したオーストラリアは、H組(広東省東莞)での第2戦でセネガルを81―68(18―16、18―17、24―17、21―18)退けて2戦2勝。2次予選進出に大きく近づいた。

 <日本代表の旧世界選手権&W杯全成績>

 ▼1963年ブラジル大会(1勝7敗=13チーム中13位) *●45―86プエルトリコ、*●63―95ユーゴスラビア、*〇70―50ペルー、●63―79ウルグアイ、●85―103アルゼンチン、●70―71メキシコ、●85―95ペルー、●74―78カナダ

 ▼1967年ウルグアイ大会(2勝6敗=13チーム中11位) *●63―69アルゼンチン、*●56―95ソ連、*●58―81ペルー、〇86―79プエルトリコ、●57―74イタリア、〇80―55パラグアイ、●54―69メキシコ、●50―67ペルー

 ▼1998年ギリシャ大会(1勝4敗=16チーム中14位) *●58―83ロシア、*●57―78プエルトリコ、*●54―99ユーゴスラビア、〇60―55セネガル、●60―70ナイジェリア

 ▼2006年日本大会(1勝4敗=参加24チーム) *●70―81ドイツ、*●62―87アンゴラ、*〇78―61パナマ、*●57―60ニュージーランド、*●55―104スペイン

 ▼2019年中国大会(2敗=参加32チーム) *●86―67トルコ、*●76―89チェコ

 *は予選リーグの試合 それ以外は順位決定戦。2006年日本大会では予選リーグ敗退チームの順位決定戦はなし

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