カド番豪栄道、手応え「優勝狙う」時津風一門連合稽古“特別参加”で刺激

[ 2019年9月3日 05:30 ]

出し投げで遠藤(右)を崩す豪栄道
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 大相撲秋場所(8日初日、両国国技館)に向けた時津風一門連合稽古が2日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、大関・豪栄道(33=境川部屋)は、小結・遠藤(追手風部屋)、平幕の正代、豊山(ともに時津風部屋)と計12番取って10勝2敗だった。

 「上位陣がたくさんいて、本場所で当たる相手とやりたかった」と一門外から参加。低い体勢からの寄りに加え、押し込まれても粘って体勢を整えて反撃するなど上々の内容だった。名古屋場所は左肩を痛めて途中休場し、秋場所は8度目のカド番で迎えるが「大丈夫。しっかり使えていたし、問題ない」と順調に回復している。

 秋場所は好成績が続いており、初優勝を飾った16年は史上初のカド番からの全勝だった。17年は優勝決定戦に進出し、昨年は12勝を挙げている。「今年もしっかり優勝を狙っていきたい」と景気のいい言葉が飛び出した。

 ≪鶴竜、貫禄16勝≫相撲教習所は土俵が3つあり、横綱・鶴竜は真ん中で稽古。最初に平幕の大栄翔と取り、その後は北勝富士を指名。最後は遠藤で締めた。計18番で16勝2敗と貫禄を見せ「当たりの強い、押しの人とやりたかった。暑かった割にはボチボチできたんじゃないか」と話した。
 時津風一門は今年の夏場所前にも教習所を使用。鶴竜は「関取衆はいい稽古ができるし、これからも続けてほしい」と継続を希望した。

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