白鵬「日本人として恥じないよう頑張る」 日本国籍取得で心境

[ 2019年9月3日 13:22 ]

日本国籍を取得した白鵬は、朝稽古のため宮城野部屋に現れた
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 大相撲で史上最多の優勝42度を誇る横綱・白鵬(本名ムンフバト・ダバジャルガル、宮城野部屋)が日本国籍を取得したことが3日付の官報で告示された。年寄名跡の襲名には日本国籍が必要で、白鵬は本人が希望しているように、現役引退後に親方として日本相撲協会に残る資格を得た。6月にモンゴル国籍離脱を承認されていた。

 白鵬は東京都墨田区の宮城野部屋前で取材に応じ「日本人として恥じないように頑張ります。18年間相撲一筋にやってきたことが今日につながった」と思いを語った。

 外国出身の歴代横綱で日本国籍を有するのは、米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)に次いで3人目。モンゴル出身では同国勢初の師匠となった友綱親方(元関脇旭天鵬)らが日本国籍を取得しており、大関以上では白鵬が初めて。

 協会は現役時代に著しい功績を残せば、引退後に現役名のまま親方になれる「一代年寄」を授与する例があり、過去に大鵬や北の湖、貴乃花がいる(千代の富士は辞退)。優勝20度以上が一つの目安とされ、白鵬は実績面では申し分ない。(共同)

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2019年9月3日のニュース