豊山“花男婚”パワーだ!3場所ぶり再入幕とWの喜び

[ 2019年8月27日 05:30 ]

真梨絵夫人を抱き抱える豊山(撮影・佐藤 博之)
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 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)の新番付を発表し、豊山(25=時津風部屋)が3場所ぶりの幕内復帰となった。西十両3枚目で9勝を挙げて再入幕を確実にした名古屋場所の後に、三重県出身で名古屋在住の会社員、真梨絵さん(31、旧姓一村)と結婚。番付発表に合わせて発表した。

 都内の時津風部屋での会見。豊山から笑顔が絶えることはなかった。「隣にいる真梨絵さんと結婚して夫婦になりました」。再び幕内の土俵に立つことが決まり、6歳年上の新妻をお披露目した。
 名古屋市でファッション関連事業を手がける会社に勤務している真梨絵さんと出会ったのは東農大を経て時津風部屋に入門してから3場所目の16年名古屋場所、知人が開いた食事会だった。「完全に一目ぼれ」という豊山が「相撲以上に積極的だった」と猛アプローチして交際に発展。約3年の交際を経て「寄り切りました」とゴールインを果たした。

 プロポーズは今年2月。真梨絵さんがテレビドラマ「花より男子」が好きだったため、ロケ地になっていた恵比寿ガーデンプレイスで「結婚しよう」と伝えた。「優しくて面白い。人を凄く大切にする人で、そこが魅力的」と感じていた真梨絵さんは「よろしくお願いします」と快諾した。「花男婚」となった真梨絵さんは「私にとっては道明寺」とアイドルグループ「嵐」の松本潤が演じた役をダブらせた。

 挙式・披露宴は来年2月の予定。土俵外で一足先に“金星”を射止め「健康で笑いの絶えない家庭にしたい」と語った。土俵での目標は「前だけを見て、三役を目指して頑張りたい」。新妻の後押しを受け、道明寺司を超える男になってみせる。

 ◆豊山 亮太(ゆたかやま・りょうた)本名小柳亮太。1993年(平5)9月22日生まれ、新潟市出身の25歳。金沢学院東高―東農大を経て時津風部屋に入門し、2016年春場所で三段目100枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。同年九州場所で新十両。17年夏場所の新入幕で小柳から豊山に改名。得意は突き、押し。1メートル85、175キロ。

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