女子単・山口 難敵プサルラ圧倒で4強!身長差ひるまず速さで勝負

[ 2019年7月27日 05:30 ]

バドミントン ダイハツ・ヨネックスジャパン・オープン第4日 ( 2019年7月26日    東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

<ジャパンオープン・4日目(女子シングルス準々決勝)>スマッシュを放つ山口(撮影・吉田 剛)
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 バドミントンのダイハツ・ヨネックスジャパン・オープンは26日、各種目の準々決勝が行われ、女子シングルスでは世界ランキング2位の山口茜(22=再春館製薬所)が、16年リオ五輪銀メダルのシンドゥ・プサルラ(24=インド)を2―0で下し、4強に駒を進めた。東京五輪の会場で天敵を退け、攻略の糸口をつかんだ。奥原希望(24=太陽ホールディングス)、男子の桃田賢斗(24=NTT東日本)も勝ち上がった。27日は各種目の準決勝が行われる。

 51分の戦いを終えると、山口は控えめに笑った。難敵をストレートで下し、準決勝へ。日に日に観客数も増え、「苦しい時に応援が力になった」と振り返った。

 第1ゲーム、4―9から攻めに出た。身長23センチ差の長身の相手にひるまずスピードを1段階上げ、真っ向勝負。これが効いた。12―14から4連取で逆転。山口は「第1ゲームを取り切れたことが大きい。練習から我慢してやることが習慣化してきた」と語った。

 プサルラはリオ五輪準決勝で奥原を圧倒したことが記憶に新しい。山口も5勝10敗と苦戦。いわば、日本勢に立ちはだかる天敵だ。4連敗していた山口は前週のインドネシア・オープン決勝で勝ち、五輪会場の前哨戦も返り討ち。1年後も激突する可能性が高いライバル攻略へ自信を深めた。

 13年以来の頂点に立てば、世界ランク1位奪還へ道が開ける。次戦は、同4位の陳雨菲(中国)と激突する。「自分から仕掛けていく展開に持ち込みたい」。山口は決意を込めた。

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2019年7月27日のニュース