日本の大黒柱だから指名 ウィザーズのGM代行が八村獲得の理由を明かす 先発起用の可能性も大

[ 2019年6月21日 16:14 ]

ウィザーズに9番目で指名された八村(AP)
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 NBAドラフト1巡目の全体9番目で八村塁(21=ゴンザガ大)を指名したウィザーズのトミー・シェパードGM代行は、技術面だけでなく同選手が日本代表の大黒柱となっていることで指名に踏み切ったことを明らかにした。

 「八村はW杯の出場権を獲得した日本のFOCAL・POINT(焦点=転じて中心という意味)だった。来年の東京五輪でもそうなるだろう。彼の年齢で国を背負っていくには成熟していなくてはいけないのだが、それが彼にはある。NBAでもそれは大事な部分だ」と指名に至った理由を説明した。AP通信によれば、八村がポジションにとらわれないプレーを可能にしていることにも言及。「今のNBAはポジションなんて関係ない。コートに立てばみんなプレーメーカーにならなくてはならないからね」とフォワードという言葉では表現できない“幅の広さ”を持ち合わせていることも指名の理由に挙げた。

 現役時代、ロケッツの控えガードとしてファイナル優勝(1994年)に貢献したスコット・ブルックス監督(53)も「彼は3(スモールフォワードのポジション)と4(パワーフォワード)でプレーがきるが、スモール・ラインアップにした場合には5(センター)で起用することもできる」と、状況に応じてベテランのドワイト・ハワード(33)に代わるセンターとして抜てきする可能性を示唆。今季は主戦ガード、ジョン・ウォール(28)をアキレス腱の断裂で失ったことが影響してチームは32勝50敗と精彩を欠いたが、八村の加入で一気に雰囲気を変えたいところだろう。

 ウィザーズは今ドラフトの2巡目(全体42番目)でテネシー大のスモールフォワードで英国出身のアドミラル・スコーフィールド(22)も指名しており、保有選手数は19人となった。ただしW杯中国大会の1次リーグで日本と対戦するチェコ代表のガード、トマシュ・サトランスキー(27)を含めて9人(うちフォワードは6人)がFA資格の取得者。昨季途中で若手の主力フォワードだったケリー・ウーブレJR(23)とオットー・ポーターJR(26)をサンズとブルズにトレードで放出し、さらにウォ―ルも来季開幕には間に合いそうにないため、全30チームの中で最も選手層に課題を抱えている状態だ。裏を返せば八村の出番はポジションにこだわらなければ“無数”にあるわけで、ブルックス監督の来季構想の中で八村は極めて重要な位置を占めていると言えそうだ。

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