村上茉愛、特例選出“NO”もショックなし 周囲の言葉支えに再起

[ 2019年6月21日 12:50 ]

全日本種目別選手権を前に取材に応じた村上
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 体操女子の村上茉愛(日体ク)が21日、全日本種目別選手権(22、23日・高崎アリーナ)に向けて会場で取材に応じた。

 5月のNHK杯を腰痛で試合直前に棄権し、世界選手権(10月、ドイツ)代表入りの選考基準を満たせず。その後、田中光・女子強化本部長が全日本種目別の得点を見た上で特例での代表入りを理事会で提案したが、反対多数で否決されて大舞台への道は閉ざされた。

 だが、村上にはショックの色はなかった。「NHK杯の時は自分でケガをしてしまって代表は無理という形で、来年に向けて頑張ろうとその場で覚悟していた」とし、「いろんな方が手を差し伸べてくれて、応援してくれているのはありがたかった」と話した。

 棄権した翌日は完全休養したが、2日後からはリハビリを始めた。回復してきたかと思えば痛みがぶり返す苦しい日々。折れそうになった心を支えたのは、村上が「予想外だった」と言う周囲のリアクションだった。他の選手や関係者から「ごめんね」という言葉をかけられた。「頑張らせすぎた、という意味だと思うけど、みんながそれほど応援してくれたのが分かったし、みんなが“村上が必要”と言ってくれることが心の支えだった」と振り返る。

 両肩痛で4月の全日本選手権で予選落ちを喫した五輪連覇の内村航平(リンガーハット)からも「ゆっくり治して、一緒に頑張りましょう」というメッセージが届いたという。「世界王者にそんなこと言ってもらえるだけで嬉しかった」という村上は「必死に治して頑張ります」と返信した。

 コンディションはまだ万全には程遠いが、自らの意志で今大会への出場を決断。種目は跳馬のみに絞るが、「結果を狙いにいくのは難しいかもだけど、元気に体操していますねと見せつけられる試合になればいいかな」と意気込みを口にした。

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