奈紗 3H終了1オーバー インスタート12番でボギー

[ 2019年6月21日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第1日 ( 2019年6月20日    米ミネソタ州チャスカ ヘーゼルティンナショナルGC=8607ヤード、パー72 )

10番でティーショットを放つ畑岡
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 女子ゴルフのメジャー第3戦が開幕した。日本勢は前週のメイヤー・クラシックで2位に食い込んだ世界ランク6位の畑岡奈紗(20=森ビル)がインからスタート。12番でボギーを叩き、3ホールを終え1オーバーとした。同じくインから出た野村敏京(26=Q CELLS)は14番を終えて4オーバーと苦しんでいる。

 風も徐々に強くなり、肌寒さも感じる中、畑岡にとって今季3度目のメジャーが始まった。長めの距離で難易度の高いインの序盤。3ホール目の12番パー4で2打目をグリーン右バンカーに入れると、3メートルのパーパットを外してボギーとした。

 練習では、タオルを両脇に挟んでスイングし、やや右に出る打球の軌道を入念に修正した。前週のメイヤー・クラシックでは優勝したヘンダーソンに1打差の2位。逆転に必要だった微調整はきっちり終えた。最後の仕上げとして取り組んでいたのが「打ち分け」。36ホールの練習ラウンドでつかんだグリーンの硬さは8Iで10ヤードランが出てしまうほどだった。そのため落としどころの傾斜まで計算に入れた緻密な攻略法を名キャディー、グレグ・ジョンストン氏と練り上げた。

 「思ったより距離は感じないんでドンドン攻めていけたら」。畑岡の胸中には、77年のこの大会でアジア人として初めて海外メジャーを制した樋口久子に続く快挙しかない。

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