河本　首位と1差暫定2位　中断にも負けずスコア伸ばす

女子ゴルフツアー　宮里藍サントリー・レディース第3日 （ 2019年6月15日    兵庫・六甲国際GC＝6511ヤード、パー72 ）

＜サントリーL第3日＞4番、カメラマンにおどけた表情をする河本結は9アンダーで暫定2位に浮上（撮影・井垣　忠夫）
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　雷雲接近のため2度の中断の末、サスペンデッドとなり、全員がホールアウトできなかった。河本結（20＝フリー）は9ホールを消化し、3つスコアを伸ばし通算9アンダーで暫定2位。8ホールを終えて暫定首位の鈴木愛（25＝セールスフォース）とは1打差で、ツアー初優勝を挙げた今年3月のアクサ・レディース以来の2勝目を狙う。16日の最終日は第3ラウンドの残りと最終ラウンドを消化する。

　最大瞬間風速24・5メートルの強風にも、雨にも、中断にも負けなかった。5打差から出た河本は9ホールを終えて3つもスコアを伸ばした。「今日のピン位置は風や雨を予想してのものだったので、チャンスでもあった。徹底して考えて難しくないラインに乗せた結果」

　1番で1・5メートルを入れてバーディー発進。2時間43分の中断後の3番では5メートル、4番では8メートルのバーディーパットを沈めた。暫定首位と1打差に浮上し、マネジメントの勝利を誇った。

　出場した前戦は3位、前々戦は2位。2試合連続で惜敗している。映像を見ながら「優勝したい気持ちが強すぎて顔がこわばっていた」と反省した。黄金世代3人目の複数勝利を目指す最終日。「状況を楽しみながらプレーしたい」と笑顔を心掛ける。