伊調、川井梨との“五輪王者対決”敗れる 世界切符懸け来月プレーオフ

[ 2019年6月16日 15:31 ]

レスリング全日本選抜選手権 最終日 ( 2019年6月16日    東京・駒沢体育館 )

<全日本選抜レスリング選手権最終日 女子57キロ級決勝 伊調馨・川井梨紗子>伊調馨(右)を破り優勝した川井梨紗子(同2人目)は妹・友香子(同3人目)と歓喜の抱擁(撮影・小海途 良幹)
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 女子57キロ級決勝は、五輪4連覇中で全日本選手権覇者の伊調馨(35=ALSOK)が、リオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)に4-5で敗れ、この大会での世界選手権(9月、カザフスタン)切符獲得はならなかった。

 3位に終わった4月のアジア選手権後は、「自分のレスリングを心掛けることを第一に考えてきた」といい、師事する田南部力コーチの求める高い技術的課題に取り組んできた伊調。第1ピリオドは、消極的として、30秒以内に点が動かないと相手に得点が入るアクティビティータイムから1点を失い、0-1で終わると、第2ピリオドでは立て続けに失点して0-5に。それでも残り1分20秒から猛追し1点差まで迫ったが及ばなかった。

 昨年12月の全日本選手権決勝の再戦。その際、残り10秒からの逆転負けを喫し、この日でのリベンジを期した川井梨の前に、屈した。

 伊調と川井梨は来月6日のプレーオフで再戦し、勝った方が世界代表となる。

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