体操女子“ロスの星”15歳・西山実沙が全日本初V 村上強化本部長「五輪で鍵になる選手」
体操 全日本選手権第3日 ( 2026年4月18日 群馬県・高崎アリーナ )
Photo By スポニチ
体操の全日本選手権女子決勝が行われ、15歳の西山実沙(なんばク)がトップだった予選との合計110・332点で初制覇した。昨年優勝の岸里奈(18=戸田市SC)が0・101点差で2位。世界選手権(10月、オランダ)などの代表第2次選考会を兼ねており、上位24人が最終選考会のNHK杯(5月、東京体育館)に出場する。
前回女王の岸の猛追を受けても、西山の強さは揺るがなかった。最終演技者で会場の視線を集めた床運動。脚持ちターンや連続の跳躍技を伸びやかに決め、片膝をついたポーズで力強く締めた。0・101点の小差で振り切り「去年から優勝を意識して練習してきた。目標を達成できた」。15歳の目に涙が浮かんだ。
昨年は段違い平行棒で落下して8位。クラブの後輩、南埜佑芽が表彰台に立ち、世界ジュニア選手権も頂点に立った南埜に対して3位。これが練習の虫の心に火を付けた。1日4~5時間、ライバルも参考にしながら課題の精度を磨いた。番狂わせを演じた高揚感はなく「NHK杯でも優勝したい。世界の試合へ行く」と視線を鋭くさせる。
日本体操協会の村上茉愛強化本部長はメンタルの強さを理由に「(2年後の)ロサンゼルス五輪で鍵になる選手」とまで高評価した。五輪経験者らを抑えた高校1年生が、新エース候補に名乗りを上げた。
◇西山 実沙(にしやま・みさ)2010年(平22)9月7日生まれ、和歌山市出身の15歳。大阪・相愛学園高1年。5歳で兄の影響で競技を始める。昨年11月の世界ジュニアで個人総合3位、床運動優勝、跳馬2位。憧れの選手は76年モントリオール五輪で10点満点連発のナディア・コマネチ(ルーマニア)。1メートル51。
















