輪夢 攻めて2位 日本男子初の表彰台「信じられない」

[ 2019年4月22日 05:30 ]

自転車 BMXフリースタイル・パークW杯第1戦最終日 ( 2019年4月21日    旧広島市民球場跡地 )

「FISE」BMXフリースタイル・パーク男子の決勝で、技を披露する2位の中村
Photo By 共同

 エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル(FISE)シリーズ第1戦を兼ねて行われ、新種目で実施される20年東京五輪を目指す男子の中村輪夢(りむ、17=ウイングアーク1st)が92・40点で2位に入った。この種目の表彰台は日本男子で初。女子の大池水杜(みなと、22=ビザビ)は81・75点で4位だった。

 17歳が攻めた。1本目に91・80点をマークして臨んだ2本目のラン。冒頭、5つの技を組み込んだ高難度トリックを決めると、前日(20日)の準決勝では失敗したトリックも華麗に成功。92・40点とスコアを伸ばし、日本男子初の表彰台へ。誇らしげに日の丸を掲げた中村は「めっちゃうれしい。信じられない気持ち」と笑みを浮かべた。

 連覇が懸かった昨年の全日本選手権で3位。「BMXをやっていて、あれが一番つらかった。あれに比べたら、ちょっとくらいミスってもマシだなと思える」。悔しい敗戦でメンタルは強くなった。決勝のランの前も大勢の観衆に「めっちゃ緊張した」と振り返ったが、本番ではノーミスのランをそろえた。

 今大会から20年東京五輪の出場権争いが本格化するが、日本には開催国枠があるため、第一人者の中村の出場は有力。「一番大きい目標はそこ(東京五輪)なので、もっともっと練習していきたい」。車輪の部品「リム」から名付けられた17歳が、五輪の夢を追う。

 ◆中村 輪夢(なかむら・りむ)2002年(平14)2月9日、京都府出身の17歳。父の影響で3歳からBMXを始める。中学生でプロに転向し、17年11月の世界選手権では最年少で決勝に進出して7位。1メートル65、55キロ。

 ≪大池、表彰台逃すも納得≫岡山を拠点に活動する大池が隣県の広島で躍動した。1本目のランでハンドルから両手を離す「ノーハンド」や後方宙返りの「バックフリップ」などを決めて81・75点をマーク。「表彰台に上がれなかったのは悔しいけど、納得のランをできた」。強豪との差は技の難度で「自分は最底辺」と認める。昨年5月にW杯で日本人初優勝を飾った22歳は高難度の技に取り組み五輪へ進撃する。

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