東京五輪新種目・混合から日本勢いよいよ登場 最強中国組別ブロックに森薗ホッ

[ 2019年4月22日 12:00 ]

卓球・世界選手権第1日 ( 2019年4月21日    ハンガリー・ブダベスト )

卓球男子の森薗政崇
Photo By スポニチ

 混合ダブルスの日本勢がひとまず中国の脅威を回避した。シングルスの世界ランキング1位ペア、丁寧・樊振東組がこの日の抽選の結果、決勝戦まで当たらないブロックへ回った。最強ペアは2人での実績に欠けてシード漏れ。抽選次第では1回戦から当たる可能性があったため、伊藤・森薗、石川・吉村組は気をもんでいた。

 「中国が同じブロックに入らないのは大きい」と森薗政崇(24=岡山)。もう1組の中国ペアも決勝まで当たらないことが既に決まっており、くじの結果を歓迎した。しかしすぐに、「中国勢がいないとはいえ、1試合1試合戦う気持ちを忘れたくない」と気を引き締めた。東京五輪で新しく採用される種目。どの国も今回のペアが五輪に出てくるとは限らないものの、これまで以上に力を入れてくる可能性が高い。勝ち進めば、前回Vの石川・吉村組とともに勝ち進めば、準決勝で日本勢対決になる。

 サウスポー森薗は、混合のパートナーの伊藤美誠(18=スターツ)と同じく、3種目に出場する。22日の混合が初戦。石川・吉村組と同じく、全種目を通じて日本勢のトップバッターになる。「もう準備も疲れました。緊張って、緊張する場面が来るまでの期間に、緊張します。ようやく解放される。始まればやるだけ。ここからスッキリ行ける」。言葉に力がこもった。

続きを表示

2019年4月22日のニュース