同じ4月14日生まれの平野と加藤が練習で火花 珍しい女子代表のマッチアップ

[ 2019年4月22日 12:00 ]

卓球・世界選手権第1日 ( 2019年4月21日    ハンガリー・ブダベスト )

卓球女子の平野美宇
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 女子の平野美宇(19=日本生命)と加藤美優(20=日本ペイント)が火花を散らした。練習場で向き合って打ち合う。本番さながらのラリーもあった。

 手の内を見せることを避けるために、日本代表の女子は通常、男子を練習パートナーにすることが多い。代表選手同士の手合わせは、珍しい光景だった。

 平野が「選手とやると試合の感覚に近い状態でできるので良かった」と声を弾ませれば、加藤も「(平野のテンポが)速いので、その確認ができました」と、収穫を口にした。

 偶然にも、2人は同じ4月14日生まれで誕生日を迎えたばかり。そんな縁はあるものの、これまで一緒に練習することはほとんどなかった。声をかけたのは、平野だった。加藤が明かす。

 「前日に、連絡が来て。やりませんかって」

 一歩踏み込んだ実戦形式は、両者の意気込みの表れだろう。格付けが最高峰の世界選手権で上位に行けば、世界ランキングに反映されるポイントが高くなる。それはすなわち、来年1月発表の世界ランキング上位2人が選ばれる東京五輪シングルス代表争いで、有利に働くことになる。

 2人ともシングルスのみの出場で、23日が初戦。濃密な本番2日前の調整だった。

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2019年4月22日のニュース