“黄金世代”吉本 1差2位、姉をキャディーに自己最高

[ 2019年4月22日 05:30 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース最終日 ( 2019年4月21日    熊本県 熊本空港CC=6428ヤード、パー72 )

KKT杯バンテリン・レディース最終日 7番、キャディーで姉の百花さんと話をする吉本(撮影・中村 達也)
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 7位から出た“黄金世代”の吉本ひかる(20=マイナビ)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーで自己最高の2位に入った。首位に並んでホールアウトも、最終組の李知姫(イチヒ)(40=韓国)が18番のバーディーで通算8アンダーとし、1打及ばなかった。それでも、今季4度目のトップ10。次こそは畑岡奈紗、勝みなみら98年度生まれ6人目のツアー優勝を狙う。李知姫は2年ぶりの通算23勝目を挙げた。

 最終組の2組前で、首位に並んでホールアウト。吉本は練習グリーンで後続の結果を待ったが、わずか1打及ばなかった。「プレーオフを経験したかったので残念です」。それでも後半の12番で7メートルをねじ込み、そこから3連続バーディーを奪うなど「長いパットも入って全体的にまとまっていた」とうなずいた。

 姉妹タッグでつかんだ自己最高順位だ。小学生の頃からともにプロを目指した姉の百花(ももか)さん(21)がバッグを担いでくれた。17年に2人でプロテストに臨み、自身は一発合格。一方の百花さんは3日目でカットとなった。プロの夢を断念し、車の運転、洗濯、そしてキャディーと常にサポートしてくれる姉への感謝の思いは強い。「重たいバッグを担がせてかわいそう。なるべく平らなコースで」と今季2度目のキャディーをお願いし好成績につながった。

 これで賞金ランクは8位に浮上。百花さんは「そろそろ、という感じがします」と期待を寄せる。次こそは“黄金世代”6人目の初優勝をつかみ取り、姉に恩返しする。

 ▼4位原英莉花 11番でカラーから3パットしておかしくなった。今季初めて優勝を争ってトップ10に入れたのは良かった。(前半を33で回り一時単独トップに立ったが、後半はスコアを崩す)

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