紀平、真央さん超え最年少Vへ足固め 自らスケート靴改良

[ 2019年3月20日 05:30 ]

フィギュアスケート 世界選手権公式練習 ( 2019年3月19日    さいたまスーパーアリーナ )

SPの曲をかけて練習する紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 20日の女子ショートプログラム(SP)の滑走順抽選が19日に会場で行われた。最後から2番目の39番目に滑る紀平梨花(16=関大KFSC)は、日本人最年少Vへ、足固めが完了。公式練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を17回着氷した。

 2月のオランダでの国際大会に勝った後、繊細な感覚が悪い方に出て、スケート靴の調整の迷路に迷い込んだ。リンクを離れれば、ホームセンターで購入した電動ドリルを自ら握ってエッジの位置を調整した。浜田美栄コーチの「ちょっとずつなじんできた」という説明通り、足元の不安が和らいで、この日の安定感につながったようだ。

 日本女子の優勝は過去5人。14年にこの会場で勝利した浅田真央以来遠ざかる。SPでトリプルアクセルを決め、首位発進した大会だった。常々口にしている「SPもフリーもノーミス」実現へ、5年前の浅田のように好スタートを狙う。

 【女子SP滑走予定時刻】
 34 S・サモドゥロワ(ロシア)20時4分スタート
 35 坂本 花織(シスメックス)20時18分スタート
 36 B・テネル(米国)20時24分スタート
 37 宮原 知子(関大)20時31分スタート
 38 E・メドベージェワ(ロシア)20時37分スタート
 39 紀平 梨花(関大KFSC)20時43分スタート
 40 A・ザギトワ(ロシア)20時50分スタート
 ※数字は滑走順

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2019年3月20日のニュース