貴景勝、鶴竜に初白星 亀田史郎氏特製黒にんにくで大関獲り見えた

[ 2019年3月20日 05:30 ]

大相撲春場所10日目   〇貴景勝―鶴竜● ( 2019年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

鶴竜を引き落としで破った貴景勝(手前)(撮影・後藤 正志)
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 22歳の貴景勝が鶴竜を撃破して大関昇進に大きく前進した。過去3戦全敗だった横綱に猛攻を浴びせると、相手はたまらず足を滑らせ前に倒れた。大関昇進の目安が10勝以上とされ、内容も求められる中で価値ある1勝を挙げた。11日目は全勝を守る単独トップの横綱・白鵬戦に臨む。

 成長した証がこの一戦に表れていた。貴景勝はぶちかまして先手を取って前に出た。突っ張りを浴びせながら鶴竜を攻め込むと、逃げ場をなくした相手が足を滑らせ軍配が上がった。詰めが甘かった過去3戦を払しょくする完勝ぶり。しかも、大関昇進を左右する一番で強さを証明し、「始まったら夢中でやったけど、集中してできた。脳味噌がいい判断をしてくれた」と息をついた。

 終盤を迎えてもスタミナに不安はない。9日目の打ち出し後、「史郎さん」と慕うボクシング亀田3兄弟の父・史郎氏から特製の黒にんにく約80個が差し入れで届いた。初日前夜にもらった「ハート(気持ち)で行け!」のエールに続く激励。WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の三男・和毅も食べ続ける“ちからメシ”でチャージした。

 にんにくを炊飯器に14日間、保温で寝かせ取り出して約7日間じっくりと熟成。疲労回復などに効果があるパワー源を後半戦に合わせて完成させた。手間暇かけた史郎氏は「感謝の気持ちは白星で返してくれたらええ」と期待。22歳も「ありがとうございます。にんにく食べます」と、結果で恩返しした。

 昇進ノルマには残り5日間で2勝。11日目は全勝の白鵬戦だ。初場所は4度目の対戦で初めて勝利。「胸を借りるつもりでいく。しっかり準備することしかできない」と集中を高めた。勝てば大関に王手がかかる一番。気持ちの乗った22歳に迷いはない。(宗野 周介)

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