ザギトワ 自己ベストで首位「観客が歓迎してくれる」日本のファンに感謝

[ 2019年3月20日 21:47 ]

フィギュアスケート世界選手権第1日 ( 2019年3月20日    さいたまスーパーアリーナ )

<世界フィギュア・女子SP>笑顔で並ぶ(左から)坂本花織、ザギトワ、トゥルシンバエワ(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で18年平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)が、82・08点で首位発進。「満足している。日本では観客が歓迎してくれるので、出場するたびに嬉しく思う。日本でやるときはいつも落ち着いている」と振り返った。

 冒頭のルッツ―ループの連続3回転に着氷するとジャンプはノーミスでまとめ、抜群の表現力で大観衆を魅了。82・08点は紀平梨花がGPファイナルでマークした世界最高得点の82・51点にはわずかに及ばなかったが、ロシア杯の80・78点を上回る自己ベストだ。

 今季はGPファイナルで紀平に敗れ、ロシア選手権では5位に沈んだ。五輪を制した昨季から一転、苦しい思いを味わったが、「コーチのみなさんのサポートがあって失敗を乗り越えた」と言う。

 坂本に5・22点差、紀平には11・18点差をつけて22日のフリーに臨む。「まずは自分のベストの演技を見せていきたい」。女王が言葉通りのスケートを披露すれば、ライバルは誰も追いつけない。

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