大坂、涙の敗退…世界1位初戦飾れず 次戦に向け巻き返し急務

[ 2019年2月21日 05:30 ]

女子テニス・ドバイ選手権 ( 2019年2月19日    ドバイ )

シングルス2回戦で厳しい表情を見せる大坂なおみ(AP=共同)
Photo By AP=共同

 シングルスで第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)は初戦の2回戦で世界ランク67位のクリスティナ・ムラデノビッチ(25=フランス)に3―6、3―6のストレートで敗れた。世界ランク1位に就いて迎えた初戦。4大大会連覇を支えたサーシャ・バイン氏(34)とコーチ契約を解消した直後の試合を白星で飾れなかった。次戦は連覇の懸かる3月6日開幕のBNPパリバ・オープンに出場する。

 涙があふれた。初戦敗退後の会見。コーチに関する質問が相次ぐと、大坂は目頭を押さえ「なんで泣いてるんだろう」とつぶやいた。深いため息をつき、再び「なぜだか分からない」とポツリ。司会者の会見中断の提案を制し「サーブは悲惨だった。最近あまり練習ができていなくて、こんなにブレークされたことは人生でない」と言葉を続けた。

 あっさり負けた。大坂のダブルフォールトで幕開けした第1セットを簡単に落とすと、第2セットはブレーク合戦。3―4で迎えた第8ゲームも30―0から4ポイント連取され、5連続のブレークを許して万事休した。第1サーブ成功率は44%。甘い第2サーブを狙い打たれ、昨年8月のウェスタン・アンド・サザン・オープン以来の初戦敗退を喫した。

 大会前の12日にバイン・コーチとの契約解消を発表。世界ランク1位になった絶頂期での衝撃的なニュースは世界中に発信され、反響の大きさに戸惑った。「注目されることは好きじゃない。(コーチとの離別が話題になり)つらい時期を過ごしてきた。昨年は世界ランク1位からは遠い場所にいたので、誰も私に注目していなかった。それが心地良いけど。自分の立ち位置が、まだよく分かっていない」。カタール・オープン(12〜17日)は背中の痛みで欠場。調整不足と精神的ストレスが動きを重くした。

 コーチをベンチに呼べない4大大会以外で、昨季の大坂は厳しい状況に陥るとバイン・コーチから励ましの言葉を掛けられて立ち直る場面が見られた。この日は日本協会から派遣された吉川真司コーチ(41)を呼ぶことはなく「4大大会のような感じで、呼ばないでやったらどうなるか挑戦したかった」と説明。大会前調整も自分の意見を出しながら進め「これまで人から指示されたことをやってきただけだったので、少し厳しかった」と振り返った。結果だけ見れば、バイン・コーチと決別した影響は大きかった。

 次戦は連覇の懸かる3月6日開幕のBNPパリバ・オープン。巻き返しに向け新コーチの決定を急ぐ。

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