坂本花織、高校の卒業式で感涙「結構泣いた」胸のリボンが「びしょびしょ」

[ 2019年2月21日 12:51 ]

<坂本花織・卒業式>卒業証書を手にクラスメートと記念撮影する坂本花織(撮影・後藤 大輝) 
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 フィギュアスケート女子の坂本花織(18=シスメックス)が21日、神戸市の神戸野田高校の卒業式に出席した。式では「結構泣いた。(胸に付けた)リボンがびしょびしょ」と感極まったという。

 クラスに戻ると、スポーツクラスの仲間の前で、卒業証書を手にあいさつ。「3年間、みんなの笑顔に支えられて、つらいときも乗り越えられました」と言ったところでこみ上げるものがあったようで、数秒間の沈黙。最後に「大学でも頑張ってください」と締めくくった。

 ソフトボール部、バレーボール部、ダンス部、フィギュアスケート部の女子30人で構成されたこのクラスは、3年間同じメンバー。報道陣がクラスメートに「坂本さんの好きなところは?」と問いかけると「えがおー」と揃った声が上がった。

 担任から記憶に残る行事を聞かれた坂本。「最後の体育祭」と答えた後には、クラスメートが「泣いとった」と即座に反応した。報道陣の絵作りの要望にも全員が即座に動いて応じるなど、クラスの明るさや団結力が光った。

 「みんなスポーツをしている。いつも戦っている。くじけそうなときに、みんな頑張っているから自分もと思えた。(朝の練習で)怒られて暗い状態でも、(学校に来れば)夕方までには切り替えられる楽しい雰囲気だった」

 昨年の平昌五輪をはじめ、海外遠征などで登校できない時期も多かった坂本だが、学校や仲間の存在が競技生活の支えになっていたようだ。卒業後は神戸学院大へ進学する。「かおちゃーん、ファイアー」のかけ声があがるなど、最後のホームルームは、温かい雰囲気に包まれていた。

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