稀勢の里 自信持って臨んだ進退場所で3連敗「やりきったという気持ちが最初に来た」

[ 2019年1月16日 16:27 ]

引退会見を行う稀勢の里(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が16日、両国国技館で会見を開き、現役引退することを発表。「やりきったという気持ちが一番最初に出ました」と決断に至った経緯を説明した。

 横綱審議委員会から「激励」を決議され、進退を懸けて臨んだ今場所で初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、横綱のワースト記録を更新した。

 3日目に同級生の平幕・栃煌山(31=春日野部屋)に敗れ、引退を決めた。決断に至るまでの経緯を問われると「やりきったという気持ちが一番最初に出ました」と涙ながらに語り、「(今場所前は)けがをして以来一番いい動きができていたので自信を持って臨んだ。自分の中では一片の悔いもありません」と言葉を振り絞った。

続きを表示

2019年1月16日のニュース