貴乃花親方 「最善の道」引退決断までの経緯

[ 2018年9月25日 19:04 ]

日本相撲協会に退職届を提出し、会見を開いた貴乃花親方
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 大相撲の貴乃花親方(元横綱)が25日、都内で年寄引退会見を開き、日本相撲協会に退職届を出したことを報告。自身の引退が「最善の道」と考えるに至った経緯を説明した。

 貴乃花親方は今年3月9日に貴ノ岩に対する傷害事件に関する告発状を内閣府公認認定等委員会に提出。同28日に「弟子の不行き届き」のため告発状を取り下げ、翌29日に協会から「委員」から2階級下の「年寄」への降格処分を受けた。

 その後は「降格処分を真摯に受け止め、一兵卒としてゼロからスタート」し、「部屋に所属する力士に対する指導・監督および審判としての業務に粛々と従事」してきたが、8月7日に協会から「告発状は事実無根な理由に基づいてなされたもの」と結論付けた書面を受け取った。

 さらにその後、協会理事会で「すべての親方は一門のいずれかに所属しなければならず、一門に所属しない親方は部屋をもつことができない旨の決定」がなされ、「同時にいずれかの一門に入るための条件として、告発の内容は事実無根な理由に基づいてなされたものであると認めるようにとの要請を受け続け」、告発状の内容が事実無根だと認められない貴乃花親方は引退を決断するに至ったという。

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2018年9月25日のニュース