渡辺雄太がグリズリーズのユニフォーム姿を披露 いよいよキャンプイン

[ 2018年9月25日 10:42 ]

グリズリーズのユニホーム姿でポーズをとる渡辺雄太
Photo By 共同

 NBAのグリズリーズと「2−WAY契約」を締結した渡辺雄太(23)が24日、テネシー州メンフィスでキャンプイン直前の公式イベント「メディア・デー」に出席。水色と紺を基調にした背番号12のユニホーム姿を披露し「本当の試合でこのユニホームを着て皆さんの前でプレーできたら…」と決意を語った。

 背番号12はジョージ・ワシントン大時代と同じで、グリズリーズでこの背番号のユニフォームを身につけるのは1993年のドラフト全体7番目にキングスに指名されたボビー・ハーリー(グリズリーズには97年シーズンに在籍)以来、史上6人目。昨季は2010年にキングスで新人王となったタイリーク・エバンス(29=現ペイサーズ)が着用していた。

 NBAの試合に出場すれば、日本選手では田臥勇太(現・栃木)以来2人目。「純粋にバスケ選手としてあのコートに立てるということが素晴らしいこと」と渡辺は夢の実現に向けて意欲を示した。

 ただ、25日に始まるキャンプを前に左肩を負傷していたことが判明。W杯アジア2次予選で活躍した際に痛めたもので「ちょっとシュートが打てていない。明日、明後日ぐらいには大丈夫になるんじゃないかなとは思っている」と不安も口した。

 グリズリーズは25日から28日までメンフィスの本拠地「フェデックス・フォーラム」内にある練習施設でキャンプを張り、29日には練習と紅白戦をファンに公開。10月2日のロケッツ戦がプレシーズン(計5試合)の初戦、10月17日のペイサーズ戦がレギュラーシーズンの開幕戦となる。

 キャンプには19選手が集結。新人は渡辺を含めて6人が参加し、この中にはドラフト全体4番目に指名されたジャーレン・ジャクソンJR(19=ミシガン州立大出身、2メートル11)と同32番目指名のジェボン・カーター(23=西バージニア大出身)も含まれている。NBAの登録枠は15人でベンチ枠は13人。したがってプレシーズンを経て開幕に至るまでに少なくとも4人がカットされる運命にある。

 マイナーのGリーグ、メンフィス・ハッスルとの「2−WAY契約」を結んでいる渡辺は今季グリズリーズに最長で45日在籍することが可能。ハッスルの開幕戦は11月3日で、リオグランデ・バレー・バイパーズと敵地(テキサス州エディンバーグ)で対戦することになっている。

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