貴乃花親方「断腸の思いで退職を決断」愛する弟子たちにエール「精神的に支えていきたい」

[ 2018年9月25日 17:46 ]

日本相撲協会に退職届を提出し、会見を開いた貴乃花親方
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 大相撲の貴乃花親方(元横綱)が25日、日本相撲協会に退職届を提出した。午後5時から会見を開き、自身の思いを打ち明けた。

 会見では退職届を出した理由について説明。協会側から貴ノ岩への暴行問題についての告発状は事実無根だといわれ「親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受けた。また、理事会で一門に所属しない親方は部屋を持てないと決まったので」と圧力があったと主張。「真実を曲げてまで告発の内容が事実無根だと認めることは私にはできない」としたが、力士らが安心して鍛錬、精進することができないとして「断腸の思いで退職を決断した」と明かした。

 貴乃花部屋の力士を始めとする所属の協会員は千賀ノ浦部屋(元小結・隆三杉)へ移籍を希望しているが、午前中に引退の意向を弟子たちに伝えたときは全弟子が涙ながらに話を聞いていたという。

 協会改革の戦い、志半ばでの退職となるが「自分が育てた弟子がかわいい。この子たちの栄光と幸せの道をつくってあげたい。戦いには負けても、相撲を育てることにはなると思う」と弟子への思いを口にした。

 協会に残るという選択肢はあるがと聞かれると「(残る意思は)ございません。かわいい弟子たちを柔らかい気持ちで見守っていたいという気持ちが強くある」と話し、外部から「精神的に支えていきたい」とエールを送った。

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