逸ノ城 白鵬と三番稽古で4勝2敗「自信に」、重さにうまさも

[ 2018年5月10日 05:30 ]

13日初日大相撲夏場所

稽古を終え白鵬(右)と笑顔で話す逸ノ城
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 大器が目覚めの時を迎えた。3年ぶりに関脇に復帰した逸ノ城(25=湊部屋)が9日、時津風部屋で出稽古を行い横綱・白鵬(33=宮城野部屋)に4勝2敗と勝ち越した。一時は197キロまで落ちた体重は225キロと自己最重量を更新。重いだけではなく相撲のうまさも光る。夏場所(13日初日、両国国技館)では大関獲りへの足固めを狙う。

 17場所ぶりに関脇に返り咲いた逸ノ城が横綱・白鵬との三番稽古で好調をアピールした。幕内最重量225キロを生かして力強く寄り切るなど4勝2敗。「自信になる」と手応えを口にし、白鵬も「ただ重いだけじゃない。うまくなっている。立ち合いの圧力もある」と成長を認めた。白鵬との稽古以外には幕内・正代らと16番取り全勝だった。

 幕下付け出しデビューから、昭和以降史上最速となる所要5場所で新関脇に昇進したのは4年前。以降は体重との闘いに悩まされて足踏みが続いた。当時の自己最重量を更新する214キロで迎えた16年初場所は2勝13敗。デザート断ち、禁酒、菓子パン断ち…。同年に発症した腰痛の影響もあり昨年の夏場所では200キロを割った。それでも成績は伸びなかった。

 再び体重が大台を超えた昨年秋場所からは4場所連続で勝ち越し。三役に復帰した先場所も9勝を挙げた。師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「勝てない原因は体重ではなかった」と説明し、現在の体重も「筋肉が増えた」と意に介さない。8日に稽古を視察した舞の海秀平氏(元小結)は「相手をはじくようなかち上げと鋭い馬力」と太鼓判を押した。

 関脇・栃ノ心の大関獲りに注目が集まるが、今場所は逸ノ城にとっても大関への足固めとなる。白鵬からは「(大関になると)言わなきゃいけない。そういう時期」とエールを送られた。「前に、前にと意識しています」。一回り大きくなった怪物が主役候補に名乗りを上げた。

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