セルティクスが白星発進 地区準決勝初戦で76ersに快勝 ロジアーが活躍

[ 2018年5月1日 13:13 ]

大活躍を見せたセルティクスのロジアー(AP)
Photo By AP

 NBA東地区全体2位のセルティクスは30日(日本時間1日)、地元ボストンで地区準決勝の初戦を行い、117―101(前半56―45)で3位の76ersに先勝。膝を手術したカイリー・アービング(26)に加え、バックスとの1回戦最終戦(28日)で右太腿を痛めたジェイレン・ブラウン(21)も欠く布陣となったが、中1日のハード・スケジュールにもかかわらず快勝した。

 アービングに代わってプレーオフでは先発のポイントガードとして出場しているテリー・ロジアー(24)は35分出場して3点シュートを9本中7本成功。チーム最多の29得点をたたき出して76ersのディフェンスをかき回した。

 ドラフト全体3番目に指名された新人フォワード、ジェイソン・テータム(21)もプレーオフ8戦目で自己最多となる28得点をマーク。アル・ホーフォード(31)は26得点、7リバウンドを稼ぎ、同じく先発したアロン・べインズ(31)は今季81試合で3本しか成功していなかった3点シュートを2本成功(試投3本)させるなど、フロントコート陣も奮闘して勝利を収めた。

 セルティクスの今季の得点リーダーはアービング(24・4)で2位がブラウン(14・5)。1試合で計39点を記録していた主力2人が不在だったが、セルティクスの3点シュート率は48・6%(35本中17本)にまでアップした。スタンドにはセルティクスのかつての名センター、ビル・ラッセル氏(84)の姿もあったが、黄金期を感じさせる見事な試合内容。シリーズ開幕前には不利と見られていたが、全選手が奮起してその予想を覆した。

 1回戦でヒートを4勝1敗で下し、「中5日」と休養十分だった76ersは序盤からシューティングの精度を欠いて苦闘。センターのジョエル・エンビード(24)は35分の出場で31得点、13リバウンドを稼いだが、試合の流れを変えるビッグプレーは見られなかった。

 今季の新人王が確実となっているベン・シモンズ(21)は42分出場して18得点、7リバウンド、6アシストをマーク。しかし今季の成功率が56・0%とポイントガードとしては著しく低いフリースローは11本中5本を失敗。セルティクスによる要所での“ハック攻撃”は第2戦以降も続きそうだが、これにシモンズがどう対処するのかがシリーズの行方を左右しそうだ。

 なおこのシリーズの第2戦は3日(日本時間4日)にボストンで行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(48・2%)、76ers(42・2%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(48・6%)、76ers(19・2%)

 ▼FT成功率=セルティクス(94・7%)、76ers(74・3%)

 ▼リバウンド=セルティクス(36)、76ers(45)

 ▼アシスト=セルティクス(27)、76ers(22)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(10)、76ers(12)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(13)、76ers(10)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(40)、76ers(46)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(19)、76ers(17)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ロジアー(セルティクス=29)、エンビード(76ers=31)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=7)、エンビード(76ers=13)

 ▼チーム最多アシスト=スマート(セルティクス=9)、シモンズ76ers=5)

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月1日のニュース